USJが首位、18年訪日外国人のSNS人気ランキング
過去最高の3119万人(前年比8.7%増、JNTO調べ)を記録した2018年の訪日外客数。彼らがSNS上(ツイッターや一部インスタグラム)で話題に挙げた全国のスポットランキング『インバウンドレポート2018』が発表され、総合1位を2年連続で「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)」(大阪市此花区)が獲得した。
USJは、タイをはじめとする東南アジアから圧倒的な人気を集め年間総合トップ。以下「東京ディズニーランド」「伏見稲荷大社」「東京ディズニーシー」「大阪城」と続き、9位「奈良公園」10位「竹林の小径」(京都市右京区)と、トップ10内に関西エリアから5つのスポットがランクインした。
USJで国内外のセールスプロモーションを統括するバイス・プレジデントの村山卓さんは、「当社では各国に現地常駐スタッフを配置し、現地の生の声をリアルタイムで吸い上げる体制を構築。こうした『ローカリゼーション戦略』により、ゲストの多様なニーズにお応えするとともに、ビジネスの最大化を目指しています」と説明。早期から個人旅行の顧客の取り込みに成功したという。
また、「世界のどこを見てもデジタル化、情報化社会が進むなか、信用できる情報は『口コミ』。我々がお届けするワールドクラスのエンタテインメントを実際に体験いただき、興奮していただいた方の言葉でしか伝えられないものがある」と、今回の結果に満足の様子だ。
今回の統計は、解析サービスを提供する「ナイトレイ」(代表:石川豊)が保有するデータをもとに、訪日外国人が日本国内滞在中に発信した約37万件のSNS投稿を「RJCリサーチ」(代表:佐野耕太郎)が集計。投稿の発信地点となった全国のスポットを、総合および3つの部門別ランキング(観光・レジャー、ショッピング、グルメ)にまとめた。
(Lmaga.jp)