「日本の刀剣展」が大阪・阪急うめだ本店で開幕 入場無料で43口も

平安時代から現代までの名刀43口(振り)が展示される企画展『伝承 日本の刀剣展 ~平安から現代まで~』が、4月17日から「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で開幕。百貨店で大規模な刀剣展がおこなわれるのは異例だ。

日本刀を擬人化したオンラインゲーム『刀剣乱舞』の影響で、刀剣に興味を持つ女性や海外のファンが増加するなど、世代や国境を越えて日本刀ブームの昨今。同展は2部構成で、第1部では備前光忠や正宗、堀川国廣など平安時代からの名刀30口を展示、第2部では次代を担う刀匠たちによる作品や合作刀が展示販売される。

今回の企画者である刀剣商「岩本商店」の岩本典久さんは、「百貨店でこういった大規模な刀剣展は、僕が調べる限り20年以上はやっていない。平安時代からの名刀の展示とともに、現代の刀を販売するというのは百貨店ならではの企画ですし、個人蔵の刀をみなさん快く出してくださったので、普段あまり表に出ないものも多いと思います。気軽に刀に触れていただければ」と意気込む。

初日に訪れ、単眼鏡でじっくりと鑑賞していた20代の女性は、「百貨店なので現代系の刀ばかりかと思ったのですが、実際に来てみたらいろんな刀派があってびっくりしました。これまでも刀剣展は結構行きましたが、入場無料でこの規模はすごい」と驚いていた。

20日・21日には3刀匠(川崎晶平、明珍宗裕、月山貞伸)によるギャラリートーク(無料)や、座右の銘や名前などプレートに刀匠自ら鏨(たがね)を使い彫ってくれるプレート銘切り(2160円・紐付き)などイベントも開催。期間は22日まで。オリジナルグッズも多数販売されている。

(Lmaga.jp)

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