水谷豊、自ら監督する映画の舞台挨拶で「僕にとって神戸は記念すべき街」
3週間にわたるロケ撮影が神戸でおこなわれた映画『轢き逃げー最高の最悪な日ー』。その出演者による舞台挨拶が22日、神戸市内で開催され、監督の水谷豊、撮影監督の会田正裕、俳優の中山麻聖、檀ふみらが登壇した。
物語は、ある地方都市で起こった交通事故がテーマ。撮影に神戸の街を選んだことについて、水谷監督は「ストーリーができたときに、場所は『どこがいいですか?』とかいちゃん(会田撮影監督)に聞いたのね、そしたら神戸はどうですか?」と。「街が美しくて、撮影がやりやすいし、神戸を選んだ理由はいっぱいあるんですが、決め手はモトコー(元町高架下)を歩いていたときに、中古レコード屋に水谷豊のLPがあったことだね」と会田正裕さん。
水谷監督は、「神戸は撮影で何度も訪れた街」と言い、若い頃に「六甲山で羊を抱いたこともあるよ」とも。「僕にとって、神戸は記念すべき街になりました。人というのは追い詰められたときにどうすることがいいのか、救いは何に求めるのか、心の動きを感じとって欲しい。遅咲きの監督は、60代で映画を3本撮りたいと思っています」と語った。同映画は5月10日より公開される。
(Lmaga.jp)