大阪・福島の新ホテル、訪日客向けの和空間を追求
JR西日本・大阪環状線の福島駅近くに、「ホテル阪神アネックス大阪」(大阪市福島区)が5月15日に開業。関係者に向けて10日に内覧会がおこなわれた。
同ホテルは、徒歩2~3分に位置する「ホテル阪神大阪」の別館。従来のホテルでは、インバウンド利用が現在約3割のところ、新ホテルでは約5割を目指す。そのため、日本の伝統的な色彩や文様を館内のデザインに活かし、中国・韓国・東アジアからの旅行客をメインターゲットとする。
「日本人が考える和モダンではなく、海外の方がイメージする和を意識しました。ホテルとしての利便性を活かしつつ、和のホテルに泊まったという実感を味わっていただければ」と広報担当者。そのため、部屋には着物の帯生地で作ったクッションがあったり、昔ながらの回り灯籠のフォトスポットがあったり、随所に工夫が凝らされている。
また、訪日客にとって便利であろうサービスも追求し、無料のランドリーとアイロンルームを系列ホテルで初めて導入。また、ダブルやツインルームに関しては、コンパクト性を重視し、居室内に洗面台、ベッド下にバゲッジスペースを設ける。これらのサービスは、ビジネスマンや、タイガースファンから長期滞在についての問い合わせにもつながっているという。
「難波や梅田で宿泊される方が多いですが、2度目以上の来日では違う場所で泊まりたいという需要も。そこで、福島駅周辺はグルメが充実していることから、新たな大阪の魅力を発信していきます」と、担当者は意気込む。宿泊料金はダブル・ツイン1室23960円~、4人で利用できるトリプルは1室46632円~。レストラン「蕎麦酒房 ふくまる」も併設する。
(Lmaga.jp)