遊び心満載、モンスターエンジン西森の「鉄アート」作りに迫る
芸人の「もうひとつの才能」に注目したドキュメンタリー番組『OFLIFE(オブライフ)』(MBS)。21日の放送回では、コント「神々の遊び」で一世を風靡したモンスターエンジン・西森洋一が取り組む「鉄アート」作りに迫る。
ネタ作り担当の西森の実家は、東大阪で精密機械の部品を製造加工している工場「アナン・ピージーアイ」。重機などに組み込まれる部品「リテーナープレート」を加工するため高い技術が必要とされる。西森は、中学生時代から父・正雄さんに鉄を加工する技術を教わり、芸人になる前は鉄工所で働いていたことも。若手の頃には、居酒屋と実家でのアルバイトの掛け持ちを続けていた。
今、「モノづくり東大阪応援大使」として、鉄のアート作品でモノを作る楽しさを伝えており、自らの「鉄アート」作品のコンセプトを「どこにも売ってないもので、説明したときに笑えるもの。全く必要のない無駄なもの」という西森。その言葉通り、作品はどれも見たことがないユニークなものばかりで、一見しただけではさっぱりわからない。カイザーナックル付きの灰皿や1本しか入らない鉄製のつまようじ入れなど、どれも無駄に重く、遊び心満載だ。
そんな西森の「鉄アート」にアドバイスをくれるのは、笑い飯・哲夫やスーパーマラドーナ・武智ら親しい先輩たち。芸人仲間の間でも「鉄アート」は話題で、「完成度が高い」(哲夫)、「もうちょっと売れそうなものを作って欲しい」(武智)など、飲みながら話が盛り上がるという。
西森が今、作っている作品は、父への初めてのプレゼント。「いつも(工場を)使わせてもらって、いつもアドバイスをもらう」父への感謝をこめて、鉄とまるで会話をするかのように、1ミリ以下の単位で少しづつ削っていく。ねじ穴をあけて組み立て、完成した作品は、見ただけでは全く何かわからない。その用途を説明するときのリアクションが楽しみなのだという。この模様は5月21日・深夜1時59分から放送される。
(Lmaga.jp)