舞台TRUMP最新作、初の2作同時上演に「成熟してきた」
劇作家の末満健一が作・演出を務める舞台『TRUMP』シリーズの最新作『COCOON 月の翳り 星ひとつ』。その大阪公演が5月30日から始まるのに合わせ、主演の安西慎太郎、宮崎秋人がコメントを寄せた。
2019年で10周年を迎えた同シリーズ。1980~90年代の関西小劇場ブームで人気を集めた劇団「惑星ピスタチオ」の元メンバー・末満が、2009年から取り組むライフワークだ。
吸血種・VAMPたちが永遠の命を持つとされる始祖の吸血種・TRUMPの不老不死伝説に翻弄されるサスペンス劇で、これまで再演が3回、番外編1本、短編小説2本が発表され、新作は今回で5本目となる。
26日に東京公演を終えた『月の翳り』編・主演の安西慎太郎は、「東京公演、終了いたしました。まずは沢山のお客さまにご来場いただけたことが何よりうれしかったです。そしてカンパニー全員が愛を持って作り上げた作品をお客さまが愛を持って受けとって下さったこと、とても感謝しております」とコメントした。
今回は、初めて2作同時上演に挑戦。『星ひとつ』編の主演・宮崎秋人は、「『月の翳り』は少年たちの群像劇なので、登場人物たちの心情を追って、だれかに共感して観れる作品。また、『星ひとつ』はTRUMPシリーズらしくザ・エンタテインメント!という作品なので、ストーリーを追ってこの世界にどっぷりハマっていただけたら」と説明する。
大阪公演に向けて、「大阪でも今までと変わらず、カンパニー全員でしっかりと務めさせていただきます。劇場でお待ちしております」(安西)「東京公演中にさまざまな発見があって、両作品成熟してきたという実感があるので、大阪公演で良い締めくくりができれば」(宮崎)と、気を引き締めた2人。6月5日まで「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて上演。チケットは8000円で発売中。
(Lmaga.jp)