JR西日本が京都駅で狙う、ホテルの新たな方向性
高級ホテルからビジネスホテルまで、幅広いジャンルの宿泊施設が密集するJR京都駅。「JR西日本ホテルズ」による「ホテルヴィスキオ京都 by GRANVIA(バイ グランヴィア)」(京都市南区)が5月30日に開業した。
2018年に誕生した「ホテルヴィスキオ」ブランドとしては梅田・尼崎に続く3施設目となり、シティホテル「ホテルグランヴィア京都(以下グランヴィア)」が運営。目指すのは、ビジネスホテルとの中間ランクだという。京都らしいデザインで同等の高級感を演出しつつ、「フルサービスを求める方はグランヴィアに。ラウンジで自分でお茶を入れたり、必要なアメニティはフロントで選んだり、ベルサービスは不要など、シンプルサービスをお好みの方はこちらへ」と広報担当者は説明する。
人件費のコストカットを図ることで、グランヴィアよりも宿泊費を抑えた価格帯に(ツイン1室3万5千円前後)。423室あるうちの計53室をトリプルルームとファミリールームにすることで、ビジネス利用から観光客まで幅広い客層を狙うという。
また、グランヴィアにない魅力も取り入れているのもポイントだ。コーヒーや紅茶などをセルフサービスで利用でき、ライブラリーとしても仕事場としても利用できるゲストラウンジと、大浴場は宿泊者であれば無料。ブッフェスタイルの朝食(2160円)にも力を注ぎ、フォワグラバーガーやビーフステーキ、京都の食材を使った和食など100種以上楽しめる。場所はJR京都駅八条口から徒歩2分。
(Lmaga.jp)