大阪・北浜のミシュランパン開店、高級素材を贅沢に使ったパン並ぶ
10年連続ミシュランの星を獲得するフランス料理店「リュミエール」(本店:大阪市中央区)が手がけるベーカリーカフェ「パンカラト ブーランジェリーカフェ」が6月7日オープン。多くの人が行列を作った。
場所は、同日オープンの新ホテル「ザ ロイヤルパークホテル キャンバス 大阪北浜」1階。パンの世界大会で数々の受賞歴を持つ「パリゴ」(大阪市天王寺区)がパン作りを協力。注力したクロワッサンは「50回ほど試作をくり返しました。バターはフランスのAOCバターを使っています」とオーナーシェフの唐渡 泰さんは話す。AOCとは、フランス農林水産省の組織が認可した規格で、厳しい基準をクリアしたもの。
なるほど、サクサクした食感で、軽やかなバターの風味が生きている。定番のバゲット(324円)は、16時間の長時間発酵でもっちりとした味わいを実現。クリームパン(302円)のクリームには、最高級とされるタスマニア産のバニラビーンズを使ったり、チーズのフォカッチャ(346円)にはマッシュルームのクリームソースを挟み込むなど、パンに合わせフランス料理の技法がアレンジされている。
イートインのメニューも豊富で、クロックムッシュやピザトーストのほか、スープやサラダ、パテ、赤ワイン煮込みなどもあり、パンと一緒に楽しむこともできる。セットメニューの「パンと野菜の遊園地」(1080円)は、唐渡シェフのスペシャリテにパンを追加したワンプレート。茹でたり、蒸し煮にしたり、またソースやムースでいろんな野菜が味わえる。ワインやカクテルも吟味されたものがそろう。営業は朝8時から夜9時まで。
(Lmaga.jp)