アクション女優・清野菜名「やっと自分の居場所を見つけた」
劇団☆新感線が描く時代活劇『けむりの軍団』が、今夏から秋にかけて全国3カ所で上演。大阪市内でおこなわれた会見で、ヒロイン・紗々姫を演じる女優・清野菜名が、アクションへの思いを明かした。
連続テレビ小説『半分、青い。』や『今日から俺は!!』など、ドラマや映画を中心に活躍する清野。実はアクションを得意とし、園子温監督の映画『TOKYO TRIBE』(2014年)でのアクロバティック&華麗なアクションが注目を集め、ベストアクション女優賞も受賞している。
新感線への出演は、『髑髏城の七人』(2017年)以来2度目の清野。「アクションってカッコいいじゃないですか。新感線は、自分の体をいっぱい使って表現できるんですけど、映像だとなかなか女性がアクションできる場がない。やっと自分の居場所を見つけた、自分を出せる場所」と、今回のオファーを喜ぶ。
にもかかわらず本作では、「動ける場所があるのかな、と期待してたんですけど、台本にそういうページが無くて・・・、すごい不安になったんです(笑)」とも。主演の古田新太からは、「お姫さまは戦わないの」とクギを刺されるも、「最近は演出のいのうえさんに訴えかけて、少しずつアクションシーンが増えてる」と笑顔を見せた。
前作との違いは、「前回は敵が私に向かって攻撃をしてくれたので、それに応えて一生懸命やればよかった。今回は本当のいくさみたいに大人数が一気にバーってやるシーンが多いので、そこをかいくぐって次に進むという、今までやったことのない立ち回り。みんなでひとつのアクションを作るのが、難しいと感じました」と、アクション愛が絶えることはないようだ。
大阪公演は10月8日から21日まで「フェスティバルホール」(大阪市北区)にて。チケットはS席13800円ほか、7月28日に発売される。
(Lmaga.jp)