「夏休みの宿題が処女作」という池田純矢、舞台への思い
ミュージシャンで俳優の松岡充を主演に迎えて今秋上演される舞台『絶唱サロメ』。本作で脚本・演出を務め、自ら出演もする俳優・池田純矢が、演劇への思いを明かした。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』や映画『ライチ☆光クラブ』など映像作品をはじめ、ミュージカル『薄桜鬼』といった舞台に出演する池田。「小学3年生の夏休みの宿題が、僕の処女作」と話すように、執筆活動は幼い頃よりおこなっており、本作で4作目の『エン*ゲキ』シリーズはそんな彼の集大成ともいえる。
ひとりで3つの仕事をこなすことは、「役者って仕事もそうなんですけど、気づいたら始まってたというのが多い。1作目は自分の小説が原作で、それを脚本に落とすのは僕の仕事と思いましたし、自分で書いた本だから立体的に作りあげる演出は僕が一番向いてるやろなと・・・。出演に関しては単純に、僕がこのキャラクターを演じたいと思っただけです」と平然と言ってのける。
また、「特段、演劇を愛している人間ではないんです。全部好きなんで、映画もドラマも」という池田。にもかかわらずこの舞台を続けることについて、「ひとつの空間で、お客さんが変われば作品が変わっていく。その日、その瞬間、その時間、その1回しかない物語っていうものが常に生まれ続ける、これが演劇の魅力。この体験、感覚って映像作品では体験できないこと」と、やみつきになる理由を明かした。
本作は、作家オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』を原案とした池田によるオリジナルで、ユダヤの王に幽閉された預言者ヨカナーン(松岡)と王女サロメ(豊原江理佳)の物語。池田は、ヨカナーンに従う謎の男を演じる。大阪公演は、10月26日・27日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて。チケットは7000円で、7月13日に発売される。
(Lmaga.jp)
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