大阪メトロ・淀屋橋駅の名物七夕、例年に比べて「願い」穏やか
いまや名物となりつつある大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」改札前に設置された七夕の笹飾り。今年もサラリーマンやOLのリアルな願いが短冊にしたためられた。
大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋駅」北改札で、6年ほど前からはじまった七夕コーナー。2017年は約4500、2018年は約6500もの「願い」が集まったそうで、短冊の数は年々増加。たまたま通りかかって書く人もいれば、昨年書けなかったリベンジ組もおり、淀屋橋駅の「夏の風物詩」として認識されている。
淀屋橋はビジネス街であることからサラリーマンやOLが多いため、17時以降は仕事帰りの人々がこぞって願いを書き、行列ができることも。こちらの短冊には子どもが書くピュアな願いより、大人たちのリアルすぎる願いが集まるのが話題で、「朝起きられますように」「早く帰りたい」「納期に間に合いますように」「彼氏と今年こそ結婚に至りたい」「なにわ男子に会いたい」など切実な心の声が聞こえてくるようで、思わずクスッとしてしまう。
しかし新元号「令和」を迎え、先日無事『G20』も成功に終わったことからか、「健康で楽しく生きたい」「周りの人が幸せに暮らせますように」「安全で平和に過ごせますように」「立派な大人になれますように」など、例年に比べてなんだか穏やかだったのが印象的だった。淀屋橋駅の駅長・山本茂樹さんは、「みなさん待ってくれていたかのように、初日(1日)からたくさんの数の短冊が吊るされました。駅に親しみを持っていただきたいと思っておりますので、今年も多く集まりうれしい」と、笑顔。笹は7月7日まで設置され、その後「難波神社」へ奉納される。
(Lmaga.jp)