大阪・松井市長、中央公会堂は「先輩の大阪愛を感じられる象徴」
大阪市の松井一郎市長が18日におこなった会見で、国指定重要文化財の集会施設「大阪市中央公会堂」の指定管理者の募集について言及した。
同施設は大正7年(1918年)に株式仲買人の岩本栄之助氏の寄付によって建設された。ルネッサンス様式の建物で、ステンドグラスやシャンデリア、扉や階段のデザインなど「粋」を極め、現在はコンサートや絵画展、講演会、会議など市民の文化・芸術活動の拠点なっている。
松井市長は同施設について、「我々にとって、『大阪市中央公会堂』はとにかく大阪人気質。自分たちで街をつくってきた、商売の街・大阪の象徴。我々の先輩の大阪愛を感じられる施設」と語る。
公募によって選定された指定管理者は2020年4月から2025年7月まで、維持管理や利用促進、自主事業の実施など、さまざまな業務をおこなっていく。
同管理者に対して松井市長は、「大阪市中央公会堂は、寄付によって作ってくれたもの。歴史的建造物を大切に使うのはもちろん、もっと存在そのものが認知されれば、日本中から催しをしたいというオファーは増える。活用方法のアイデアをもっと出してほしい」と期待した。
取材・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)
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