吉本興業がさらなるエンタメ強化? 大阪にシナリオ学校を設立

今年10月、吉本興業があらゆるエンタメを視野に入れたシナリオスクール『よしもとライターズアカデミーウエスト』を創設する。NSCがお笑いに特化しているのに対して、同スクールは、演劇、ミュージカル、少女歌劇、2.5次元、映画、ドラマ、ゲームと、とにかく幅広い。

これは、今年2月開業の複合施設「クールジャパンパーク大阪」(大阪市中央区)といった劇場のオープン、2025年開催の『大阪・関西万博』に向けたインバウンド対策など、今後盛り上がるであろう大阪のエンタメ企画に向けて創設したもの。元NHKエグゼクティブ・ディレクターの佐藤幹夫氏がゼネラルマネージャーに就任した。

また、コント職人として芸人からの支持も厚いお~い!久馬(プラン9)、映画・小説・俳優・芸人とマルチに活躍する品川祐(品川庄司)、演劇の演出や映画の脚本なども手掛ける石田明(NON STYLE)ら、作家としての評価の高い芸人たちが、特別講師として年に何度か教鞭をとるという。

そのうちのひとり、映画『洗骨』が大きな話題となったガレッジセールのゴリ(監督は照屋年之名義)も特別講師として講義をおこなうひとりだ。「吉本は手を広げすぎですよね」と苦笑いしつつも、「創作へのとっかかりだとか、自分の感性をいかに信じるか。基本の方程式を教えるよりも、もっともっと『内』を見させたいですね」と語る。

そして、「人がなにを見せたら喜ぶとか、どう物語を作れば上手いのか。そういう方向で考えないほうがいいと思う。それを一切排除して、自分がなにを見たいのか。映画なら、自分が見たい写真で繋いでいけばいい。見たい! 見たい! 見たい! の連続。起承転結なんて二の次ですよ。俺が授業受けたいくらい(笑)」とも。

現在、1期生の入学願書を受け付けている。入学金は10万8千円、年間授業料21万6千円(初年度は10月開講のため13万5千円)。詳細は公式サイトにて。

(Lmaga.jp)

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