「大阪人らしい無謀な行動」と自虐、大阪の下町から世界を目指す演劇祭

大阪市の天王寺区・阿倍野区にある劇場や大阪の企業・団体が中心となって、9月から10月にかけておこなわれる『大阪フリンジフェスティバル』。実行委員のひとり甲賀雅章さんは、この動きを「大阪らしい」と評する。

スコットランドの世界最大規模の芸術祭『エディンバラ・フェスティバル・フリンジ』を参考に企画され、2018年に始まった同フェス。劇場やオープンスペースで、演劇や大道芸、音楽、アートなどのパフォーマンスがおこなわれ、街をあげて盛り上げるイベントだ。

その実行委員のひとりが、1992年から続く「大道芸ワールドカップin静岡」の元プロデューサー・甲賀さん。同イベントは、開催期間4日間で150万人以上を集めるほど、静岡市を代表するアジア最大級の大道芸フェスティバルへと育った。

それ以外にも数々のフェスに関わってきた甲賀さんは、「地元の方々が『こういうのが必要なんじゃないの』と盛り上がったのは、実に大阪らしい。全国を見てもあまりない。ほとんど行政などが考えて、そこにはまずお金がある。お金がなく始めてしまう実に無謀な民が揃っているのが、大阪人っぽい」と笑いながら話す。

また、「長く続けていけば、日本を代表するフェスになるでしょうし、海外にも名前が轟くフェスになる。日本で先駆け的な存在になると思います」と期待。小規模でスタートした前年に比べると、浪速区・西成区までエリアが広がり、会場も6カ所から23カ所と急激に拡大している。

第2回の今年は、9月20日から10月20日まで。「近鉄アート館」「一心寺シアター倶楽」「オーバルシアター」など劇場のほか、「あべのキューズモール3階スカイコート」「てんしばエントランスエリア」などのオープンスペースにて。チケットは投げ銭制のものから4000円を超えるものまで、会場や演目により異なる。詳細は公式サイトにて。

(Lmaga.jp)

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