ヒグチアイ「結構深いところまで潜った」

鍵盤弾き語りシンガーソングライター・ヒグチアイが19日、FM OH!『Marche Coucou』(月~木曜・8時20分)にゲストで登場。ニューアルバム『一声讃歌』について語った。

音楽を始めたのが2歳のころだったというヒグチアイ。「弾くというより叩いてた。そのときがいちばん楽しかった。で、だんだん弾けるようになって、ポップスはカノンコードのドシラソファミレドでだいたい歌えるというのに気づいて。それが小学2年生だったかな」と、その後は声楽、バイオリン、ギター、ドラムなども習得し、現在の弾き語りに至った。

9月25日には、3rdアルバム『一声讃歌』をリリース。「今回のアルバムは結構深いところまで潜ったので、30代はもうちょっと浅いところでチャプチャプしたい」と笑いつつも、埋めることのできない自己肯定欲とそれに相反する他者への嫉妬、そんな矛盾に満ちた感情をメロディアスなピアノリフとともに歌い上げた、名盤に名乗りを上げる充実した1枚に。

「もともと、尖ってるところがずっと残っていて。巻き込まれて、流される人生でありたくない、と。って言いながら、ひとりは淋しいってずっと思ってる」というヒグチ。そして、「書きたいことは、もう何年も前から変わってない。思い出すことが素晴らしいことだと思っていて、(歌が)頭のなかの引き出しを開けるカギになったら」とも。

そんなアルバムを携えてのフルバンド編成によるワンマンライブが、11月24日に「バナナホール」(大阪市北区)で決定。チケットは4500円(自由・ドリンク代別途要)。

(Lmaga.jp)

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