大阪・天王寺動物園のアシカの「キュッキュ」が行方不明、捜索続く

大阪「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)で飼育されていたカリフォルニアアシカの赤ちゃん「キュッキュ」(雌)が27日、行方不明になっていることが判明。28日現在も捜索中で、園内の全マンホールにいなかったため、園外の下水処理施設をひとつひとつ調べている。

アシカのキュッキュは、今年6月3日に生まれた小さな赤ちゃんアシカ。最後にキュッキュの姿を確認したのは9月26日・夕方4時のおやつタイム。その後、水の入れ替え時に排水溝カバーの外れに気づき直したものの、頭数の確認はしなかったという。

翌27日の午前中、職員がキュッキュの姿が見当たらないことに気づき、園内捜索を開始。ため池の水を抜いたところ、付け直した排水カバーが再度外れていることを発見した。水嵩が約1mある底に取り付けられた排水カバーは、重量は約20kgもあり、人力で外された可能性は低いという。

同園の牧慎一郎園長は、「大人のアシカがいたずらで外した可能性が高い。園外からの下水施設は木津の下水処理施設につながっているから、どこかにいるはず。衛生環境もよくないので一刻も早く見つかってほしい」と神妙な面持ちで応えた。

同園では約30年ほど前にも、赤ちゃんのアシカが排水溝に吸い込まれたことがあり、そのときは同日中に園内のマンホールで泣いているところを発見された。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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