生ホールケーキの通年宅配、阪急うめだ本店がサービス開始
「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で10月9日から、百貨店業界初となる「生ホールケーキ」の宅配サービスの予約を開始することを発表。以前からあった「ケーキの宅配サービスをして欲しい」という顧客の声に応えるべく、今回のサービスを立ち上げたという。
対象となるのは、同百貨店で人気の11ブランドと、配達区域内にある街のパティスリー6ブランド、合計17ブランド。同サービスのオファーを受けた人気洋菓子店「SeiichiroNISHIZONO」(大阪市西区)のパティシエ・西園誠一郎さんは、「小さい子どもがいる方や高齢者など、ホールケーキを持ち帰れないお客様は多い。また、持ち帰っても崩れてしまうなどの悲しい報告を聞くことも。でも、今回のサービスでそういった要素を解消していきたい。街のパティスリーにとってもチャンスです」と、期待を述べた。
生ケーキ宅配においての「型崩れ」「温度管理」という2つの課題をクリアした、特殊な冷蔵箱にケーキを入れ、ケーキ運搬用の専用車で配達するというこのサービス。10月13日から実際に配達が始まり、まずは大阪市、豊中市、吹田市の3エリア限定でスタート。4~6号までのケーキなら、4日前までの予約で希望日に配達してくれる。時間指定も可能。
配達料金はサイズ別に、4~6号サイズは990円、7~10号サイズは1650円。店頭で購入するのと同じく、キャンドルやメッセージプレートなどのサービスにも対応してくれる。生ホールケーキの予約は、店頭とWEBで9日から受付開始、13日から配達開始予定。街の洋菓子店の商品はWEBからの予約受付のみとなる。
取材・写真/野村真帆
(Lmaga.jp)