尾上菊之助、襲名の重圧で葛藤した日々語る「実力が追いつかないからと…」
この10月に放送400回を迎える、エッセイスト・阿川佐和子がMCをつとめるトーク番組『サワコの朝』(MBS)。10月12日の放送では歌舞伎俳優・尾上菊之助が登場し、名門の跡取りの重圧と結婚秘話について語る。
今年の5月に長男が七代目・尾上丑之助を襲名したことでも話題を呼んだ菊之助。父は、人間国宝の尾上菊五郎、母は女優の富司純子、姉も女優の寺島しのぶという芸能一家で生まれ育った。2013年には、人間国宝の中村吉右衛門の四女と結婚。親戚に人間国宝が2人もいる華麗なる芸能一家の一員として活躍し続けている。
そんな菊之助が「尾上菊之助」を襲名したのは18歳のとき。菊之助は「学生上がりでいきなり襲名させていただいても、実力が追いつかないから襲名を少し伸ばしていただけないかとお願いしたんです」と振りかえり、三代での襲名を願う祖父の気持ちを知りつつ、襲名の重圧との間で葛藤した当時の心境を明かした。
襲名後は、当代きっての女形・坂東玉三郎の指導を受け、菊之助はクールな美しさと確かな実力で次世代を担う女形として活躍する。玉三郎から学んだ女形の極意、そして、知恵熱を出したほど緊張した玉三郎との女形の共演秘話を明かす場面も。この模様は10月12日・朝7時30分から放送される。
(Lmaga.jp)