歩くと遠い奈良観光に4人乗りトゥクトゥクツアーが登場
世界文化遺産「法隆寺」で知られる奈良県斑鳩町で、東南アジアでおなじみの三輪タクシー「トゥクトゥク」で巡るツアーがスタートした。
「法隆寺」を中心とした直径3km圏内に、観光名所が点在する斑鳩町。しかし、「法輪寺」、「法起寺」などを歩いて巡ると数十分以上はかかることから、これまで「法隆寺」だけを観光する旅行者も多かった。
「奈良の街をめぐる時間も楽しんでもらえればと、2019年2月から1人乗りのバギーの貸し出しを始めました」と話すのは、同ツアーを企画した観光案内所「奈良斑鳩ツーリズムWaikaru」(奈良県生駒郡)の広報担当者。「しかしお子さまに同乗いただけないこともあり、複数人が同乗できる新しい乗り物を探していました」という。
そんななか、タイなど東南アジアの交通手段として広く知られる「トゥクトゥク」に着目した同社。「乗ってみたいと思ってもらえるかわいい見た目から、トゥクトゥクに決まった」といい、ファミリーでの同乗はもちろん、日本国内での運転免許を持たない訪日観光客も、案内所スタッフの運転により利用できるようになった。
同ツアーでは、トゥクトゥクで斑鳩町内のルートを走りながら、「法隆寺」、「法輪寺」、「法起寺」の3塔を中心に名所を観光できる。料金は2時間5000円~で自ら運転する場合は普通自動車免許が必要。案内所のスタッフに運転を頼む場合、2時間7000円~。予約は電話にて。
(Lmaga.jp)