食充実の京都・山科「無印良品」、注目のお店は?
「無印良品 京都山科」(京都市山科区)が11月1日、JR山科駅前の商業施設「ラクト山科ショッピングセンター」にオープン。地元の企業やショップが、敷地内に出店するという試みが特徴だ。同社が生産者と協業して立ち上げた専門店などが並ぶフードコートや、点在するショップから4軒をセレクトしてご紹介。
関西の食文化を意識した粉もん「ロマン焼き」(B1フードコート)
お好み焼きやたこ焼き、うどんなど、関西を代表するグルメの多くは「粉もん」。そこで、あえて王道ではなく、オリジナルの粉もんを目指したのが、ビフテキ重などで有名な「ロマン亭」の「ロマン焼き」(280円~)。鶏そぼろやキャベツなどの具材を、片栗粉入りのもちもちの薄めの生地で包んで、スナック感覚で楽しめる。「牛すじこんにゃく」(380円)や「ソースマヨ味」(280円)など全7種。
農家発信、大地の恵みを味わう「たんとスープ」(B1フードコート)
野菜を育て、自ら販売にも携わる農家が、今回のために立ち上げた新ブランド。京都府南丹市で栽培された新鮮なオーガニック野菜を主役に、鶏の骨や野菜でとった出汁「ベジボーンブロス」で滋味深い味わいとなっている。「鶏米白湯スープ」(Sサイズ390円)など4種を提供。たっぷり野菜を食べたいとき、疲れたときに重宝しそうだ。
ひと味違う漬物を、漬け野菜専門「イソイズム」(B1)
京都で人気居酒屋を展開する「五十棲農園」が、人気メニューの「漬け野菜」を販売。野菜の魅力を最大限に引き出すため独自の漬け方で作り、トマトの白ワイン漬け(1個400円)、玉ねぎの酒粕ヨーグルト漬け(1個320円)など個性豊かなラインアップ。「若い人が食べなくなりつつある漬物を、サラダ感覚で楽しんでもらうきっかけになれば」と担当者。収穫したての野菜も販売(売り切れ次第終了)。
いろんな味がそろうクグロフ専門店「京都 クグロフ家」(1F)
カフェ&ブラッスリー「パリ21区」の先々代が、パリで学んだレシピをアレンジして作る伝統菓子「クグロフ」。これまではネット販売のみだったが、カフェを併設して実店舗化。通常サイズに加えて、アールグレー、国産レモン、カマンベールなど、店内で焼き上げるひと口サイズの「焼きクグロフ」(1個79円~、10個750円)も。京都洛西「西田鶏卵」の地卵を使ったプリンやいちごのショートケーキなども販売。
さらにフードコートには、うどん、焼き鳥やグリルチキン、無印良品で人気のカレー専門店も。食事はワンコイン価格が中心なので気軽に利用できそうだ。また、地下1階にはベーカリー「ブーランジェオクダ」、1階には、豆腐屋によるスイーツ専門店「あまいもん久在屋」など、京都の名店も出店している。営業は10時から20時まで。
取材・写真/中河桃子
(Lmaga.jp)
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