蝶野正洋「サングラスを取りたい」と打ち明けた理由
近未来の自動車や最新モデルが展示された『第11回 大阪モーターショー』でおこなわれたトークショーで、プロレスラーの蝶野正洋と大阪市の松井一郎市長が、切実な思いを語った。
1970年『万国博覧会(大阪万博)』に行ったことがあり、当時の思い出話に花開いた2人。蝶野は、「本当に万博から未来の世界を見せてもらったような気がして、夢があった。当時は小学校2年生だった」と振りかえった。
すると、「かわいらしいときですよね。あれから50年、今や蝶野さんは恐ろしい・・・、ターミネーターのよう」と冗談を放った松井市長。蝶野は、「松井さんに言われたくないですよ! 僕は当時、かわいらしかった。でも松井さんは、小さいころからなんか悪そうな顔をしていますよ!」と反発し、会場を盛り上げた。
2025年の『大阪・関西万博』に取り組む松井市長は、「当時の日本の平均寿命は70歳。今は男性84歳、女性87歳で、いずれ日本は寿命が100歳になる。次の万博では、高齢になっても元気に自立して生きられる社会が実現できれば」などと説明。
年齢の話題に蝶野は、「最近目が悪くて、サングラスしていたら本当はみんなのこと見えないんですよ。スマホも見えないし、早くサングラスを取りたいと思っているけど、イメージがあるから取れない。老眼鏡かけないと・・・」と、自身の老化が進んでいることを告白。
これに対して松井市長が、「我々の世代はみんなそうですよ。僕もこれ、遠近両用メガネ。50代半ばを超えるとこういう話になるんですよ。友だちと一杯飲んだら、『ちょっとここ痛いねん』とか話す。みなさんもそうでしょ?」と蝶野を励ますシーンに、多くの観客もうなずいた。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)