ゴーン被告の逃亡劇に大阪府が「関空の体制強化が必要」
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が「関西国際空港」から国外に脱出したことを受け1月8日、大阪府の吉村洋文知事が「関空が逃げやすいと判断された。セキュリティが甘かったことを真摯に受け止め、入出国の管理体制を図っていく必要がある」と語った。
現在国の航空法では、空港施設でのX線荷物検査など保安検査は空港会社がおこなう規定。保安検査は、ハイジャックなどを目的に機内へ爆発物が持ち込まれるのを防止するためだ。
しかし、今回ゴーン被告が利用したのはプライベートジェット。利用できる4空港(成田、羽田、中部、関西)では、事前に誰が搭乗するかわかっているものに関して、保安検査の実施は機長の判断に委ねられていたが、事件を受けて国土交通省は、前述の4空港施設の管理会社に「プライベートジェットでも、大型の手荷物を持ち込む際に保安検査をおこなうこと」を義務付けた。
8日の定例会見で吉村知事は、「ゴーン被告のように箱のなかに入ってしまうと出国の手続きもない。出国の抜け道をぬって出たのが今回の逃亡劇。国内比較では関空が一番出国しやすかったということだから、そこに何らかの空港行政全体の盲点があった」と反省。「今後、事実を真摯に受け止め、関空、航空会社、国も含めて出入国体制の強化を図っていく必要がある」と語った。
取材・文/岡田由佳子
(Lmaga.jp)
関連ニュース
編集者のオススメ記事
関西最新ニュース
もっとみる森山直太朗、公演数107本のツアーが映画化…そこで直面した父親の死「父への曲が、自身の終わりと始まりになった」
下野紘が案内役「おばけ」迫力映像とゲームが楽める万博ガスパビリオン…ユニバみたいなキャラクターカチューシャも登場
『名月余情』はイベント突発コピー本の元祖? 蔦重の人心掌握術が生んだ、「三度」美味しい本が爆誕【べらぼう】
板垣李光人「頭を使わず心だけを動かして」…主演ドラマへの思い「芝居をするうえで幸せ」
Hey!Say!JUMP中島裕翔が来阪、共演・板垣李光人を絶賛「こんな人いるんだ」…役作りへの苦悩も明かす
村上信五、テレビ大阪でMC初挑戦「横山からよう聞いてる」…八光と大阪・堺&都島を街ブラロケ
からあげ専門店「からやま」で7日間の感謝祭、定食4品が150円引きに
「名探偵コナンミルキー」など、不二家コラボ菓子が誕生