タグボート大正にオープンする海鮮・天ぷら店、食品ロス削減の試み
1月18日開業の複合施設「TUGBOAT_TAISHO(タグボート大正)」(大阪市大正区)に、海鮮・天ぷら店「イチバノチカラ」がオープン。食品ロスの削減を目指して開発されたメニューも登場する。
注目は「ベジコナとり天」(90円)。ベジコナとは、野菜を極限まで専用の機械で乾燥させて粉末状にしたもので、店長は「日本はすごく廃棄物が多いのが問題になっていて、何とかできないかと考えた。野菜で形のよくないものや少し傷んだもの、大根の葉っぱ、にんじんの皮などを市場の方々からもらって粉末にして利用させていただくことにしました」と背景を話す。
ベジコナの粉末を天ぷら粉に混ぜて揚げるとり天は、野菜のうまみや栄養分がぎゅっと凝縮されており、塩など調味料をつけずとも味わえる。「『ベジコナ』は商標登録をとって、今後広めていけたらと思っています。カレーや唐揚げに混ぜて、子どもからお年寄りまで、野菜嫌いの方でも食べられるのでは」と意気込む。
そのほか、中央卸売市場から毎日直送される海鮮のどんぶりや、さまざまな野菜天ぷら、お酒に合うおつまみ、近くの「京セラドーム大阪」でのライブや野球観戦にぴったりな「市場の天むす」(180円)もスタンバイ。場所は同施設内1階のフードホール「新カモメ食堂街」で、営業時間は16時~23時(土日祝は11時から)。
(Lmaga.jp)