新作映画のオンライン配信が続々、新たな封切りスタイルに
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で新作映画の公開延期や上映中断が続くなか、オンライン配信という形で鑑賞機会を設ける動きが活発に。現時点では、4本の映画が決まっている。
5月2日より劇場上映を予定していた想田和弘監督のドキュメンタリー『精神0』は公開日を延期せず、インターネット上に「仮設の映画館」を設立してデジタル配信を実施する。
特設サイトには同作の上映映画館が名を連ね、 観客は選んだ劇場に支払うことができるのだ。24時間以内であれば鑑賞できるレンタル配信の仕組みとなっている。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の新作『ホドロフスキーのサイコマジック』は劇場公開が5月22日へ延期となったが、当初の公開日4月24日から5月21日まで期間限定配信が決定同作を配給するUPLINKが運営のオンラインシアター「アップリンク・クラウド」でレンタル配信され、72時間以内であれば鑑賞できるようになる。
劇場公開中の社会派音楽ドキュメンタリー『白い暴動』と佐藤浩市主演『Fukushima50』は、緊急事態宣言による映画館休業を受けて上映中断が相次いだこともあり、異例の同時配信を実施。両作品ともに4月17日よりAmazonプライムビデオ、GYAO!ストア、ひかりTV、ビデオマーケットなど配信動画サービスでレンタル配信されている。
価格は各作品とも、劇場鑑賞時と同料金。また、『ホドロフスキーのサイコマジック』は寄付込みの2500円のプランも用意されている。いずれも実際の興行と同様に収入は映画館、配給会社、製作者らに分配される予定。
新作の公開延期や上映中断で今後の劇場上映の見通しがまったく立たないなか、オンライン配信は映画封切りの新たなプラットフォームになりそうだ。
文/田辺ユウキ
(Lmaga.jp)
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