元宝塚男役七海ひろき、注目のアニメ『ジビエート』で抜擢
「和」をテーマに日本を代表する有名クリエイターが集結した今夏放送・配信予定のアニメ『GIBIATE(ジビエート)』。この注目作で、声優を務める元宝塚歌劇団星組男役スター・七海ひろきが、意気込みを語った。
舞台『刀剣乱舞』では初の女性キャストとして出演が決まり注目を集める七海。宝塚に在団中も声優を務めた経験があり、退団後はテレビアニメ『織田シナモン信長』のイケメン大学生・三津秀人役、『ソマリと森の神様』小鬼のシズノ役など、幅広いキャラクターを演じてきた。
「声優のお仕事は、舞台とは180度ぐらい違いますが楽しいですね。『この役は七海さんだから良かった』と言ってもらえるよう、日々努力を怠らずにやっていきたいです」と充実した表情を見せる。
七海が抜擢された同作品は、青木良氏が企画・原作・製作総指揮を務め、2019年に始動した「ジビエートプロジェクト」のアニメ化作品。『ファイナルファンタジー』の天野喜孝がキャラクターデザイン、『コミック版バイオハザード』の芹沢直樹がモンスターデザイン、数々のゲーム音楽を生んだ古代祐三が劇伴音楽を担当するなど、錚々たるクリエイターが参加しているアニメだ。
七海が演じる鳩波彩愛役は、母親を亡くした警察官。声優としては初の女性役となる。七海は「女役は宝塚時代もやったことはあるのですが、声だけで演じるのは全然違うと思いますし、一から頑張りたいです」と話す。
人間が怪物化する2030年の荒廃した日本を舞台に、タイムスリップしてきた侍や忍びが命懸けの旅を繰り広げる物語の中で、どのような存在感を示すのか。期待して今夏の放送・配信を待とう。
取材・文/小野寺亜紀
(Lmaga.jp)