「会計毎に消毒」再開のUSJがおこなう徹底した衛生管理

6月19日に営業再開することを発表した「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)が、営業再開にあたって同パークの衛生強化対策について公開した。

「ゲストのみなさまとクルーの健康と安全の確保を最優先に、国が公表しているガイドラインに準拠し、保健行政機関と医療専門家からの指導のもと徹底した衛生強化対策を講じる」と発表した同パーク。

衛生強化対策として、(1)ゲストとクルーを含むパークに関わるすべての人の健康管理に留意すること、(2)衛生的な施設・設備を提供できるよう清掃・消毒を強化実施すること、(3)フィジカル・ディスタンスと十分に換気された空気環境を確保するようパーク運営することを基本原則に掲げている。

一般営業開始までは段階的に来場者の対象エリアを広げ、入場者数をコントロールしながらの再開。入場には、大阪府が構築した「大阪コロナ追跡システム」を導入してメールアドレスを登録し、仮に感染者が発生した際の連絡網として利用される。

また、パーク内施設は手の触れやすい箇所の清掃を強化し、随時消毒。アトラクションやレストラン、ショップはもちろん、化粧室にも消毒用アルコールが設置される。

主要アトラクションの待ち列では、列の折り返しで1列分スペースを空けるほか、前後の間隔が取れるよう目印を配置。一部では定員数を減らし、屋内アトラクションでは着席数を間引くという。

さらに、レストラン毎にも「大阪コロナ追跡システム」のQRコードが用意。食事中以外はマスク着用を原則とし、着席時は各グループごとに十分な間隔を空ける。

またショップにおいても一定数以上集中しないよう入場制限をかけ、買い物カゴは撤去。会計時の金銭受け渡しはトレーを使用した上で、クルーは会計毎に手指の消毒を実施するという。

なお、パーク内で勤務するクルーについては、感染予防に関する教育プログラムを実施しており日常的に健康管理の指導を徹底。すべてのクルーや関係者はゲートで検温し、発熱や体調不良のある人は業務に就かせないようにするとのこと。

6月8日~18日に大阪在住者のみに入場者を絞ったプレオープンがおこなわれ、19日以降の一般営業も当面の間、関西2府4県在住者が対象となる。

(Lmaga.jp)

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