客席に座ってるつもり・・・大阪の寄席再開で驚きのアイデア

上方落語唯一の寄席として愛される「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)が、7月1日より再開。有料ライブ配信を導入するほか、思わぬ試みもおこなう。

上方落語協会会長の笑福亭仁智さんは、「落語はピンでできるので、自粛期間中も多くの噺家がリモート配信をおこなっていました。若い人が落語に親しむきっかけになっているのはもちろん、高齢者の方もリモートに慣れてきている風潮を感じています」と、今回の配信実現にいたった理由を話す。

「生で味わう魅力には代えがたいが、いろんな視点からの映像が楽しめたり、遠くの人にも見てもらえたり・・・リモートならではの良さもある」と、ライブ配信では舞台の臨場感を伝えるため、カメラ3台を駆使するそう。

また、感染防止対策として席数を半減した「市松模様」に着席する形式となるが、空席を使ったユニークなキャンペーンも実施。お客の笑顔の写真パネルを配置(1カ月2000円)して、客席を笑顔で埋めるという試みだ。客は自分が席に座っているのを、落語家はお客が家で笑っているのを想像して、思いを通じ合わせる。

「笑いはストレスを解消して、免疫力も高めてくれるそう。手練手管で笑わせる、上方落語の魅力を今こそ発信できれば」と意気込む。再開に先立ち、6月28日~30日では18組が出演する『上方演芸特選ライブ』をYouTubeで無料配信する。詳細は公式サイトにて。

(Lmaga.jp)

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