大阪名物「月化粧」、工場見学や出来たて楽しめる新施設
大阪名物としておなじみの「みるく饅頭月化粧(以下月化粧)」を製造販売する「青木松風庵」(大阪府阪南市)が、自社最大規模の工場「月化粧ファクトリー」を7月15日にオープン。同社初の工場見学も楽しめるようになる。
同商品は「食の都・大阪を代表するお菓子を」と現会長が考案し、2010年に発売を開始。年間販売個数1400万個を突破した看板商品だ。「従来のラインだけでは製造がまかなえなくなり、せっかく新しい工場を作るなら、阪南市、大阪府を代表する観光地となれば」と新施設について青木一郎社長は説明する。
8543平方メートルという新工場「月化粧ファクトリー」は、1時間に7200個の月化粧が作れるラインを2つ、さらに金属探知機など最新の機材を導入し、安心安全かつ効率的な製造が可能に。そして、気軽に楽しめる無料の見学施設やショップ、飲食スペースが併設されている。
工場見学では、公式キャラクター「つきろーくん」と「みるもちゃん」が案内人となり、月化粧をはじめとしたお菓子作りの魅力などを紹介。「五感で楽しめる工場見学を」と、できたて月化粧の試食や、顔ハメパネルはお店屋さんごっこができるエリアなど、学んで楽しめるエリアが充実している。
今回を機に、京都府の老舗「福寿園」の抹茶を使用した「伊右衛門月化粧」を新商品として開発し、「月化粧ファクトリー」と「月化粧なんば店」ので限定販売(6個入1000円)。ショップは9時~19時。工場見学は予約不要で随時無料で10時~16時半受付。南海本線尾崎駅から徒歩約15分。
取材・文・写真/杉田裕路子
(Lmaga.jp)