中止だった生駒里奈の主演舞台、1年延期に「充電満タンで」
新型コロナウイルスの影響により中止となった生駒里奈主演の舞台『-4D-imetor(フォーディメーター)』が、1年3カ月延期し2021年8月に上演することが決定した。
本作は5月に東京・大阪での公演を予定していた、俳優の池田純矢が作・演出を務める「エン*ゲキ」シリーズの最新作。
池田は当時を振りかえり、「中止を決断した瞬間は、我が子のように育ててきた作品の命を自らの手で刈り取らなければならない実情に直面し、もう二度と立ち上がれないかも知れない、そんな絶望感に苛まれました」と話す。
その状況下、一度は中止となった舞台の上演が決定。池田は、「望んでくれる人がいる、待っていてくれる人がいる、その事実が今回の再始動に結びついたのだと強く感じます」と上演できることを喜んだ。
また近年は、『モマの火星探検記』(2020年1月~2月)や『PHANTOM WORDS』(2019年3月)など精力的に舞台活動をおこなう生駒も「この作品はいつか必ず届けたいとずっと思い続けていました」とコメント。
さらに、「今、さまざまな日常が形を変えています。仕事の仕方、食事の仕方、街に出て楽しむ仕方。演劇はこれからどの様な形になるのだろうと沢山考えていますが、変わらずありたいのはお客さまに感動を届けるという事。上演の日を充電満タンで迎えられるよう精進してまいります」と意気込みを語った。
なお、今回の延期上演について池田は、「まだ1年以上先なんですけど、この作品自体、準備期間に1年、2年とかけてきましたので、それをもう一度動かそうと思うと、それくらいの馬力が必要かな」と説明。
本作は、生駒演じる主役が使う超能力をイリュージョンマジックを使って表現するなどエンタメ要素満載の謎解きミステリーで、使用されるイリュージョンも1年かけてブラッシュアップするという。
東京・大阪での上演は発表されているが、日程や会場など詳細は随時公式サイトにて発表される。
(Lmaga.jp)