不気味に揺れるゴンドラ…逃げ場なしの大阪「ゾンビ観覧車」を体験した
「エキスポシティ」(大阪府吹田市)の国内最大級観覧車「レッドホース オオサカホイール」で、8月1日からホラーイベント『地獄のゾンビ観覧車』がスタート。早速体験してきた。
本来は太陽の塔など360度の景色を臨める、床までスケルトンのゴンドラが、本イベント仕様に変身。黒に包まれた禍々しいゴンドラに乗り込むと、中も真っ暗の完全密室となっており、天井からは蜘蛛の巣が垂れ下がっていたりと細かい装飾が。基内は恐怖感からか少し寒く感じるほどひんやりとしている。
最新のテクノロジーでホラーを生み出す「闇」(本社:東京都目黒区)がプロデュースする本イベント。今回の設定は、「観覧車でおまじないを唱えると、願いが叶う」と話す少女のためミッションに挑むというもの。
行方不明になった親友を見つけようと、思い出のブローチを握りしめる彼女の話を聞き進めるうちに不可解な現象が起こりはじめ、不穏な空気が立ちこめる。
ストーリーが進むにつれ、プロジェクションマッピングの映像や音声と連動して揺れるシートに、ゴンドラ自体の揺れも加わり、今にもゾンビがガラスを突き破ってくるのではとビクビク・・・。
ヘッドホンからは近づいてくる足音や囁くような話し声が聞こえ、すぐ後ろに誰かいるような感覚になるも、そこは密室。約18分間(1周)逃げられないという事実が恐怖を倍増させる。
さらに、参加体験型としてミッションをクリアできなければバッドエンドとなり、迎えるエンディングによってもらえる『体験証明書』が異なるので、ストーリーをじっくり聞くことをお勧めする。
イベント担当者も、「ワッと驚くような場面もあり、なかなかの迫力に仕上がってます。観覧車ならではの揺れや、逃げ場がないなかでの臨場感を味わってもらえたら。想像以上に怖いと思いますよ!」と、自信満々に話す。
期間は9月30日までで、料金は1500円(グループでの割引チケットも販売)。感染症対策として検温や手指消毒のほか、ゴンドラ全台に「抗ウイルス・抗菌コーティング」を実施。降車後は毎回抗菌作業の実施と、換気口は常時開放するなど、衛生管理も徹底している。
(Lmaga.jp)