大阪の幹線道路が10日間も終日通行止め、大規模工事に「ダダ混みするやつ」
「阪神高速道路」(本社:大阪市中央区)がおこなうリニューアル工事プロジェクトが、いよいよ1号環状線に着手。11月10日から10日間、南方面へ向かう梅田~夕陽丘間が終日通行止めとなる。
利用する車が1日約25万台(2019年度の平日平均)にも上り、大阪都市圏のなかでも最重要路線となる環状線。
そのため終日通行止めという大規模な工事に、「近畿自動車道」をはじめとする高速道路や周辺の一般道路へのう回が増え、近隣では平常時よりも渋滞が増加すると予測されている。
また阪神高速道路においても、通行止め区間直近の出口(11号池田線梅田出口、12号守口線南森町出口、1号環状線土佐堀出口、13号東大阪線森之宮出口など)では、出口周辺の信号待ちなどの影響で激しい渋滞の発生が予測。
とにかく大阪市内のメインルートということで、ネットでは「これはダダ混みするやつ」「これはまたとんでもないな」と心配する声が多数投稿されている。
そのため同社では、う回乗り継ぎの活用や渋滞ピーク時間帯を避けた利用をドライバーに勧めるほか、う回ルートを検索するシステムを公式サイト内に構築。
「ナビタイムジャパン」と提携し、通行止め期間中の渋滞予測を踏まえたルートやその所要時間、電車利用時との時間比較などを事前に確認できるようになっており、便利に利用したいところだ。
前回の大規模補修工事から約20年ぶりとなる同路線の工事。床版やジョイント部の交換、高性能な防水処理や舗装の打ち換え、橋梁の構造改良など、さまざなな損傷を改善し、走行の快適性を向上させることが期待されている。
期間は11月10日・早朝4時から20日・朝6時まで。また、環状線と接続する12号守口線の南森町・扇町エリアの一部区間も同月20日から27日まで終日通行止めとなる。
文/谷知之
(Lmaga.jp)