関学出身・春風亭昇々「大阪では何か言うとみんなで取りに行ってくれる」
「イケメン落語家」と称されるルックスで注目される落語家・春風亭昇々(しゅんぷうてい・しょうしょう)。コロナの影響で延期されていた落語会『ワンダー3』が10月に開催されるのに合わせて9月28日、大阪市内で会見がおこなわれた。
千葉県出身で、東京を拠点にしている昇々だが、実は関西学院大学(以下関学)の落語研究会出身。関学を受験したのは、高校の修学旅行がきっかけだったそう。
「9.11のテロの影響で、旅行先が沖縄から神戸に変更されたんですが、なんてキレイな所なんだと。ここに住めたらいいなあと思って関学を受験したら、ほかの大学は全部落ちたけど、関学だけ合格しました」と奇遇ぶりを語る。
「『関学出身です』というと、一気に食いついてくれるので、とってもやりやすいです」と話すように、寄席に出るたびにいつも温かく迎えてくれる関西は「ホーム」だと思っているとか。
「大阪の人って、何か変なことを言っても、バレーボールみたいにみんなで取りに行ってくれるじゃないですか? ツッコミで回収しようとしてくれたりして。だから関西ではすごくしゃべりやすいし、みなさんやさしいなあと思います」と、関西愛を語った。
『ワンダー3~小痴楽・昇々・宮治の落語』は10月15日に「松下IMPホール」(大阪市中央区)にて。チケットは3800円で、現在発売中。
取材・文・写真/吉永美和子
(Lmaga.jp)