ピン芸人コンビ・おいでやすこが、悲劇から一転M-1決勝進出「何が起こってんねん!」
12月20日に決勝戦がおこなわれる漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2020』(ABCテレビ)。2日、決勝進出を決めた9組が発表され、おいでやす小田&こがけんによるコンビ・おいでやすこがが、ピン芸人同士によるユニットで初のファイナリストとなった。
プロ・アマ問わず結成15年以内なら誰でも参加可能で、今年は新型コロナウイルス感染拡大というこれまでにない厳しい年となっているが、そんな世のなかに笑いを届けたいと、過去最高の5081組が参加した同大会。
こがけんはひとり芸決定戦『R-1グランプリ』に2019年決勝進出、おいでやす小田は5年連続ファイナリストに選ばれた常連で、「今年こそは」とR-1優勝を狙っていた2人。しかし先日明かされた「芸歴10年以内」という出場資格の変更により、ともに挑む前から出場資格を失ってしまっていた。
そんな悲劇から一転、コンビで『M-1』ファイナリストに選ばれた2人。2日におこなわれた発表会見では、MCを務めた麒麟・川島から「ダークホース」と紹介され、「きちゃいましたね・・・」と頭を抱えながら登場した。
おいでやす小田は「新しい行き場所が見つかりました」と安堵しつつも、「ワケわからないです、この10日くらい・・・」と戸惑いながらコメントしたと思いきや、いきなり「なんやこれはー! 何が起こってんねん!!」と雄叫び。こがけんはこの状況を「ストーリー的にはすごくいい。追い風」と前向きに受け止めた。
会見後、おいでやす小田は自身のツイッターにて、「信じられない誰も信じていない、僕たちも含めて!!! みなさんお祝いのコメント激励のコメントありがとうございます!!! 全部読ませていただいてます! 夢が、、、、叶った」と感慨深げにコメント。
SNSでは「決勝でも怒りツッコミをかましたってください」「本業のR-1じゃなくまさかのM-1ファイナリストになって狂い出すおいでやす小田が好きすぎる」と応援の声が寄せられている。
ほか、激戦を勝ち上がったのは、アキナ、ウエストランド(タイタン)、オズワルド、東京ホテイソン(グレープカンパニー)、錦鯉(ソニーミュージックアーティスツ)、ニューヨーク、マヂカルラブリー、見取り図(事務所表記のない出場者はよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)。
注目されていたぺこぱや金属バット、ラランド、からし蓮根らは敗退。同日おこなわれる『敗者復活戦』で決勝進出の1枠を争う。『M-1グランプリ2020』は12月20日、ABCテレビほか全国ネットで生放送される。
(Lmaga.jp)