社長「デザインを捨てることにしました」『岩下の新生姜』パッケージ変更がSNSで話題
1987年の発売以来、おかずやおつまみとして長年親しまれている「岩下の新生姜」(岩下食品/本社:栃木県栃木市)。そのパッケージが変更されるにあたり、SNSが騒然としている。
台湾で丹念に育てられる本島姜(ペンタオジャン)という特別な生姜を使用した、やさしい辛味、爽やかな香り、シャキシャキとした食感が特徴の同商品。「♪岩下のっ 新生姜~」というテレビCMは誰しも一度は聞き覚えがあるのではないだろうか。
そんな同商品が、これまでの巾着タイプから平袋になり、同社のキャラクター・イワシカちゃんをあしらったパッケージに変更。というのも、類似品が数多く流通し、「岩下食品」の正規品と誤認して購入した消費者からの申し出が多数あったことが背景にあるそうで、「お客さまにより一層喜んでいただけるように」と変更に至ったという。
この件に関して、同社社長の岩下和了氏も自身のツイッターで言及。「類似品を出している会社に対して複数回に渡って警告書を送る等、デザイン変更を求めてきましたが、一切、聞く耳を持たない状況で、消費者の苦情への対応は何らなされていません。(中略)発売以来34年間に渡ってアイコンとして愛されてきた巾着袋のデザインを捨てることにしました」と、苦渋の決断だったことを明かした。
そのツイートに対しSNSでは、「これからも岩下の新生姜を応援する!」「より見つけやすくなるのは助かります」「過去に間違えたことがあるからありがたいな」「どうして真似された方が変えなきゃいけないのか分からない」と、同社を擁護する声が多くあがっている。
「岩下の新生姜」の袋入り3商品(80g・ボリュームパック130g・ファミリーパック200g)が変更の対象で、9月8日より出荷開始。スーパーなどについては、在庫状況に合わせて順次切り替えとなる。
(Lmaga.jp)