落合博満氏「ノーアウト満塁でゲッツー、その1点はプラス評価」

12月29日放送のMBSラジオ『MBSべ-スボールパーク番外編』に、落合博満氏と掛布雅之氏が登場。オレ流ならではのシーズンを通したプロ野球の戦い方について語った。

コーチ経験なしで監督に就任した2004年からの8年間、中日ドラゴンズを4度のリーグ優勝、53年ぶりの日本一に導いた名将・落合氏。在任中はすべてAクラスを維持し、中日の黄金時代を作り上げた。

その戦い方について落合氏は、「オレがやったのは、142試合あるとすれば60敗まではしていい。勝つ野球よりも、負けない野球」と解説。掛布氏が「1年間を戦う上で、60敗の負け方というのは、引き分けも入れますけど82勝つための負け方をしなきゃとダメだということですよね」という言葉に、「そうそう。全部勝つのは不可能」と落合氏。

「基本の考え方は1-0で勝つこと。だから見てる人は面白くないだろうな」と苦笑いする落合氏に、掛布氏は「アウトを積み重ねて1点をとっていくわけですよね。そのアウトの評価ってすごく大切になりますよね? ヒットと同じくらい」と疑問を投げかけた。

すると落合氏は、「そうだよ。だからノーアウト満塁、ゲッツーで1点。その1点はお前のプラスとして評価してやるよって。それはちゃんと査定の人にも言ってある」と、常勝軍団を作り上げたオレ流の秘密を打ち明けた。

☆この模様はラジオ配信アプリ『radiko』にて聴取可能。

(Lmaga.jp)

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