大阪IRは4月に区域認定申請、令和4年予算に約1億2千万円

大阪府の定例会見が2月17日に実施され、令和4年度当初予算案を発表。なかでも「IR(統合型リゾート施設)」の実現に向けたさまざまな取り組みに、1億2166万円の予算計上が発表された。

大阪府が、関西圏における持続的な経済成長のエンジンと位置づけるIR。府では、埋め立て地・夢洲の整備にむけた準備が進められており、4月には区域整備計画を国へ申請する予定だ。

今回の予算案には、府民に理解を求める情報発信の取り組みや、ギャンブル依存症対策の推進についても予算化。吉村洋文知事は、「パチンコ産業は10兆円以上。いたるところにあるのが現状で、ギャンブル依存症に正面から向き合うことが大切。シンガポールのように、大阪版NAMS(ナムス=国家依存症管理サービス機構)を作っていきたい」と説明した。

また、「IR事業を開始することで、府・市に大きな納付金も出てくる。医療、福祉、教育などを充実させる金額にもなり、ギャンブル依存症対策も積極的に取り入れて、これまでよりも(依存症患者を)少なくすることを目標に進めたい」と話している。

取材・文・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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