千原ジュニア企画の「座王」、放送文化基金賞で奨励賞に「カンテレさんの心意気にも感謝」

千原ジュニアが企画し、番組MCをつとめるお笑い番組『千原ジュニアの座王』(カンテレ)。その新春スペシャルとして放送された『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP』が、第48回放送文化基金賞で奨励賞を受賞した。

同番組は、漫才やコントといった作り込んだネタではなく、大喜利やギャグ、モノマネ、歌ネタで芸人の「即興力」を競う笑いの総合格闘技。椅子取りゲーム方式でおこなわれ、椅子に座れなかった芸人が、お題を吟味しながら、座っている芸人から「このお題なら勝てる」と思う相手を指名。2017年に番組がスタートし、これまでに笑い飯西田が200勝を達成、その圧倒的な即興力から「ミスター座王」と称されている。

奨励賞を受賞したのは、審査委員長に松本人志を迎えた『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP』(1月2日放送)。島田珠代、ずん飯尾、野性爆弾くっきー!、笑い飯西田、ロングコートダディ堂前らが参戦。椅子取りゲームというシンプルなルール設定と、「メンチ対決」などのユニークなお題の工夫によって、即興芸の新しい魅力とお笑い芸人たちの豊かな才能を引き出すことに成功したことが評された。また同放送回は、第59回ギャラクシー賞・テレビ部門でも入賞を果たしている。

ジュニアは個人に贈られる企画賞も受賞し、「このような素晴らしい賞をいただき光栄です。もともと10数年前にこのゲームを考え、劇場の舞台でやっていたものを、『座王』という番組に進化させてくれたカンテレさんの心意気にも感謝しております」と喜びのコメントを発表。

また、「お題を考える制作スタッフやネタに奮闘する芸人、なによりも日々楽しんでいただいている視聴者の方々、みなさまのおかげで5年目に突入する番組となりました。なんの情報性もない、ただただおもしろいだけの番組ですが、今後もたくさんの人に見てもらえたらうれしいです」と語った。同番組は毎週金曜・深夜0時55分から放送中。6月10日の放送回には、注目の若手女性コンビ・ハイツの会らが登場する。

(Lmaga.jp)

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