「ギリギリの価格」話題のサイコロきっぷ、先行販売に行列

2日間限定の鉄道イベント『真夏の鉄フェス2022』(主催:JR西日本)が7月22日、JR大阪駅直結の「大阪ステーションシティ」(大阪市北区)でスタート。SNSで話題の「サイコロきっぷ」体験ブースが登場し、開始前から100人以上が列をつくった。

Z世代(10代~20代)に西日本エリアの魅力を広めたいと結成した、JR西日本の若手社員による新チームの一発目の企画「サイコロきっぷ」。

本来はネット限定商品で、5000円でサイト上のサイコロを振り、出目によって行き先が決まる企画きっぷとなっている。出発地は大阪に限られているものの、行き先は北陸から九州までの全7駅からランダムに当たるハラハラ感が楽しめ、なんといっても往復5000円という破格の料金設定が「お得すぎる」と話題に。

イベントには、リアルに巨大サイコロを振ってひと足さきに購入できるブースが登場。企画したJR西日本営業本部の山田真義さんは、「これまでなかなか旅を楽しむことができなかった方に、お得に、気軽に、楽しんでいただきたい。行ったことのない、難読駅もいれたら面白いのではとアイデアを出し合いました」とコメント。

また、5000円という破格の料金設定について、同じく企画メンバーの佐野愛翔さんは、「何度も試算をしてギリギリの価格にしました。まだエントリーが始まったばかりでどうなるか分かりませんが、こんなに話題になるとは思わず・・・6000円でもよかったかもしれません(笑)」と予想外の反響に驚いていた。

実際に体験した女性2人組(10代・学生)は、「ツイッターで知って、コロナで遊べてなかったので夏休みに行きたいなと。YouTuberの東海オンエアが、47都道府県の旅企画をしていて真似したくて(笑)どこに当たっても良かったです。旅行先が決まらなくてそのまま流れることもあるので、こういう企画は楽しいです」と楽しんだ様子。

「きっぷ(鉄フェスver.)」は各日1000組限定。22日は30分前から100名以上が並び、14時時点で200組分を配布したとのこと。

『真夏の鉄フェス2022』は、23日・朝11時~夜7時も開催。会場ではほかにも、「ハローキティ」や「名探偵コナン」のステージイベント、「プラレール」の巨大ジオラマ展示、無料ワークショップ、「青春18きっぷの旅」トークイベントなどが実施される。

(Lmaga.jp)

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