Q10なカノジョ・福本莉子「代表作になりそうな気がしてます」
映画・音楽・舞台・アート・・・関西の気になるカルチャーニュースで見つけた、かわいいあのコに、Q10(キュートと読んでネ)=10のQ(質問)を尋ねる連載シリーズ。第35回は、第8回『東宝シンデレラ』オーディションでグランプリを受賞、7月29日公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』でヒロインを演じるこのカノジョ!
「代表作になりそうな気がしてます」
Q1 生年月日と出身地を教えてください。
出身は大阪です。生年月日は2000年の11月25日です。
Q2 小さい頃はどんな子でしたか?
めっちゃ小さいときは目立ちたがり屋でした。「見て、見て!」みたいな。でも、中学校、高校はちょっと大人しくなった。なんか、昔の方が自信がありましたね(笑)。
Q3 その頃のあだ名は?
あんまりあだ名とかなくて、「りこちゃん」とか。あと、一部の人からは「りったん」って呼ばれてました。仲のいい友だちは、普通に「りこ」でした。
Q4 芸能界に入るきっかけは?
友だちが「こういうオーディションがあるよ」って言ってくれたのがきっかけでした。ちょうどその頃、高校1年生くらいかな、大学受験やその先の就活をどうしようか考えてて不安な時期だったから、人生一度切りだし、挑戦してみようかなと。
Q5 最初の仕事の思い出は?
グランプリを受賞したときはもちろんうれしかったんですけど、それ以上に不安が大きくて。お芝居もやったことないし。最初の頃はオーディションを受けても落ちることの方が多くて。もうお芝居って難しいなって。わかんない!って感じでした。事務所の先輩がお仕事の現場で振る舞う姿を見て勉強していきました。
Q6 デビューして5年近く、ターニングポイントとなった作品は?
2018年の舞台『魔女の宅急便』です。私が演じたキキ役は前回、先輩の上白石萌歌さんがやられていたので、私にこんな大役を・・・事務所がすごいなって(笑)。今までの人生でいちばん頑張ったお仕事でしたし、ホントに大変でしたけど、すごく自信にもつながりました。今回の映画も自分にとっての代表作、節目になりそうな気がしてます。
Q7 その映画『今夜、世界からこの恋が消えても』では、眠るとその日の記憶を失う「前向性健忘」を患うヒロイン・真織を演じます。最初にオファーを受けたときの印象は?
まず、三木孝浩監督と再びご一緒できるのがうれしかったですね。道枝駿佑さんも2回目の共演ですし、周りのスタッフさんも含めて、すごく心強いなと思いましたが、役どころが難しくて(苦笑)。原作を読んで何度も涙してしまったんですけど、これを自分が演じるとなると話は違ってくるなと。
Q8 その難しい役を演じてみてどうだった?
いや、難しかったです。ずっと正解がわからなくて。三木監督に「OK」と言われても、「これでいいのかな?」と毎日悩んでいました。毎日記憶がリセットされるなか、前向きに過ごしていく真織の苦しみは、想像してもしきれないです。
Q9 三木監督とはどんなやりとりを?
三木監督はいつもクランクイン前に手書きの手紙をくださるんです、「一緒に頑張ろうね」って。演出もすごく丁寧で繊細。「青春映画」といえば三木監督なので、こうやったら見てる人がキュンとする、こういう仕草の方がかわいいって、女子の私よりも乙女心をわかってますね(笑)。
Q10 W主演の道枝さんとは2回目の共演ですが、どんな方ですか?
みんなにやさしいし、まっすぐだし、なんにも染まってない人です。いそうで、いない。あんなピュアな人はいないです。一度共演させていただいてるというのもありますし、役と同様、すごく寄り添ってくださったので、お互い支え合いながら撮影できました。
写真/バンリ
Who is Riko?
Q10なカノジョは、どんなコ?
福本莉子(ふくもと・りこ)
2016年の第8回『東宝シンデレラ』オーディションでグランプリ、集英社『Seventeen』賞をW受賞し、芸能界入り。2018年にはミュージカル『魔女の宅急便』で初舞台・初主演、2021年には映画『しあわせのマスカット』で映画単独初主演を果たす。2022年秋には舞台『アルキメデスの大戦』を控えている。
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Q10なカノジョには、ここで会えます!
映画『今夜、世界からこの恋が消えても』
2022年7月29日(金)公開
監督:三木孝浩
出演:道枝駿佑(なにわ男子)、福本莉子、ほか
配給:東宝
(Lmaga.jp)