反対していた重子だったが…朝ドラ『ちむどんどん』第18週を振りかえる(8月13日)・幸せのアンダンスー

自然豊かな沖縄北部・やんばる地域で生まれ育ったヒロインが、東京で一人前の料理人になるため奮闘する姿を描く連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK朝ドラ)。8月13日は「幸せのアンダンスー」と題した第18週(8月8日~12日放送)を振りかえる。

ヒロイン・暢子(黒島結菜)は、和彦(宮沢氷魚)との披露宴を、勤め先のレストラン「アッラ・フォンターナ(以下、フォンターナ)」で大切な人々を集めて開こうと決意する。

そのためにも、結婚に反対する和彦の母・重子(鈴木保奈美)に認めてもらおうと改めて意気込む暢子だったが、重子の姿勢はゆるがずにいた。次第に自信をなくしていた暢子は、自身を心配して上京してきた姉・良子(川口春奈)に、「和彦と自分は釣り合わない」「(自分との結婚は)和彦くんを不幸にするかもしれない」と弱音をこぼす。

良子からの励ましを受けた暢子は、それでも和彦との結婚を認めてもらおうと、再び「フォンターナ」に重子を招待することに決める。重子にふるまう料理の内容を悩む暢子だったが、オーナーの房子(原田美枝子)からは「おいしくないもの、出しましょう」と驚きの案を受けることになる。

戸惑う暢子に、房子は「料理はおいしいだけじゃない。忘れていた思い出を呼び起こすものである」と、ある「おいしくない料理」の数々を暢子に伝授する。

一方で良子は、重子に暢子たちの結婚を認めてもらおうと、ひとりで青柳邸を訪れていた。するとそこに、妹のために一肌脱ごうとする暢子の兄・賢秀(竜星涼)も現れる。突然家に押しかける形で重子との対面を果たした2人だったが、説得を試みるうちにやりとりがヒートアップしていき、重子を呆れさせて終わってしまう。

良子たちの振る舞いに困惑した重子だったが、良子と賢秀の訪問、そして暢子の妹・歌子(上白石萌歌)からのメッセージを聞くうちに、少しずつ心境に変化が生まれていく。そして、暢子の招待を受けた重子は、和彦とともに再び「フォンターナ」を訪れる。

振る舞われる料理の品々にどこか既視感を覚える重子だったが、最後に運ばれてきた「お寿司」を見て、これらが戦後間もないころの「闇市」を再現した料理であることに気付く。決して「おいしい」とは言えない料理だったが、家族の思い出の味。亡き夫・史彦(戸次重幸)との幸せだった時代を思い出し、重子は懐かしさに包まれていく。

食べ終えた重子に、暢子は『昔の大切な思い出を呼び起こす』料理に込めた思いを語り始める。かつて史彦が教えてくれた「思い出はそれぞれに違う。その違いを知って、考えて、互いを尊重する。その先にだけ幸せな未来が待っている。」という言葉を胸に、「重子さんの大切な思い出の味を作れたらと、そう思いました」と伝えるのだった。

暢子の思いを受け止め、それまで強硬な態度で結婚に反対していた重子だったが、「披露宴はイタリア料理でお願いしますね、沖縄料理も食べたいわ」と一転。そして「『しーちゃん』と呼んでくださる?私、孫ができてもおばあちゃんとは呼ばれたくないの」と、暢子を受け入れる。

重子から結婚の許しを得て、披露宴に向けて準備を進めていく暢子。そしていよいよ、暢子と和彦は結婚式の日を迎える。当日、披露宴会場では暢子と和彦にとって大切な人々が一堂に会し・・・。

本作は、ふるさとの沖縄料理に夢をかけるヒロインと強い絆で結ばれた家族の、沖縄本土復帰からの50年の歩みを描く物語。奮闘する物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

(Lmaga.jp)

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