京都「サンリオ展」に歓喜の声「世界一かわいいね!!」巨大キティちゃん&人気キャラの裏話も

日本の「カワイイ」文化のはじまりとも言える「サンリオ」作品に迫った展示『サンリオ展ニッポンのカワイイ文化60年史』が、「京都市京セラ美術館」(京都市左京区)で10月7日よりスタートした。

これまで東京や福岡などでおこなわれ、関西では初開催となる同展。60年以上にわたって多彩なキャラクターを世に送り出してきた「サンリオ」の歴史を通して「カワイイ文化」を掘り下げる同展の見どころを紹介していく。

■サンリオキャラの意外な裏話も

「サンリオ」といえば、言わずと知れた国民的キャラクター『ハローキティ』をはじめ、『マイメロディ』や『ポムポムプリン』といった人気キャラが思い浮かぶ人も多いはず。同展では、そんなキャラクターたちが誕生した当時のデザイン画やスケッチといった貴重な資料に加えて、「これ持ってた!」と思わず懐かしくなる歴代グッズがずらりと並ぶ。

また、各キャラのプロフィールや豆知識も充実しており、「マイメロディは当初人間の女の子の予定だった」や「シナモンフレンズはモー娘。を意識して作られた」など、見慣れたキャラたちの意外な設定や裏話はつい熟読してしまう。

■「思い出を持ち帰る」ため、写真撮影も全面OK

また、450以上の多種多様なキャラを生んだサンリオならではの、キャラを独自のジャンルで分類し、デザインやコンセプトを解説するコーナーも見所のひとつ。1980年代に起こった漫才ブームの影響で増えたという「ファニーキャラクター」や70年代のキャラブームが落ち着いた反動で人気が出た「ノンキャラクター」など、サンリオが時代ごとの流行やニーズを鋭く分析しキャラ作りに反映していることがうかがえる。

また、会場の各所にフォトスポットが設けられ、作品の写真・動画撮影が全面的に許可されているのもうれしいポイント。同展を監修した高桑秀樹氏は「『サンリオ』では皆さんが集い、ときめいて楽しんでいただく体験を提供しています。ぜひ写真をたくさん撮っていただいて、後でひとりで見返したり友達に送ったり、思い出を持ち帰っていただければ」とメッセージを送った。

さっそくSNSでは「気持ちは舞い上がり~の」「サンリオ展楽しかった、まじ世界平和」「キングシナモン拝んできました~! 世界一かわいいね!」と、歓喜の声が相次いでいる。開催期間は12月11日まで、料金は一般1800円ほか。

(C)2022 SANRIO CO. LTD. APPROVAL NO. SP630002

取材・文・写真/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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