報道ドキュメンタリー『クローズアップ現代』（ＮＨＫ総合）の１２月２９日放送回に、関ジャニ∞の大倉忠義が出演。今年８月に放送され大反響を得た同番組の未公開映像に加え、大倉のその後を追った密着３００日の様子が放送される。

２０２１年、鮮烈なデビューを果たしたジャニーズ所属のアイドルグループ・なにわ男子。そのプロデュースを手がけたのが、現役のアイドルでありながらプロデューサーも務める関ジャニ∞の大倉忠義だ。彼は、５０人以上が在籍する関西ジャニーズＪｒ.の新グループの立ち上げやコンサート演出、楽曲の選曲などを任され、多忙を極めている。

そのプロデュースの舞台裏を追い、今年８月に放送された同番組で「アイドルとは何か？」を探り続ける日々であることを明かした大倉。取材中、大倉は「事務所に来て打ち合わせをして、アイドルも普通の会社員ですよ」と笑う。見えてきたのは、華やかなステージ上の姿とは裏腹に、地道な打ち合わせやリハーサルを重ねる日々だった。

またあるときはカメラの前で、「アイドルってもろいガラスの人たちだなって思う」と心情を吐露。関ジャニ∞のデビューから１８年が経ち、メンバーの脱退や解散の危機もあったなかで、アラフォーとなった自分たちがアイドルでありつづける意味を確かめようとする姿が印象的だった、と番組担当者は言う。

Ｚ世代の８割が「推し活」にハマり、市場規模２６１０億円（２０１９年度／矢野経済研究所「オタク」市場に関する調査・２０２１年より）と、アニメやゲームと肩を並べる巨大市場に成長したアイドル業界。多くのグループが乱立し、生まれては消えていく時代のなかで、求められるアイドルとはなにか。

番組では、１２月から始まった関ジャニ∞のドームツアーの舞台裏に密着。３７歳のアイドルの姿から、「アイドルとは何か」･･･その最前線に迫る。ＮＨＫクローズアップ現代『答えのない「アイドル」という仕事 密着 関ジャニ∞大倉忠義』は、１２月２９日・夜１０時半から放送される（放送後１週間「ＮＨＫプラス」にて見逃し配信あり）。

(Lmaga.jp)