元阪神・鳥谷敬さん、佐藤輝明選手に共感「阪神にいるからこそ味わえるヤジの大変さ」
カンテレのスポーツ番組『8SPORTS』に、阪神タイガースの佐藤輝明選手が登場。元阪神で、現在は野球評論家として活躍する鳥谷敬さんとのダブル対談スペシャルが実現した。
今年、左打者で日本プロ野球史上初となる、新人年から2年連続20本塁打を記録した佐藤選手。「大卒」「阪神」「ドラフト1位」「ルーキーから活躍した内野手」など、多くの共通点をもつ鳥谷さんとの対談に、「小さいときに見ていたスーパースター」と佐藤選手は恐縮するも、鳥谷さんは「緊張するわけないでしょ(笑」と一蹴。聖地・阪神甲子園球場での対面が実現した。
対談では、佐藤選手が今シーズンの成績を1年目と比較しながら振りかえったほか、今年の新語・流行語の年間大賞に選ばれたヤクルト・村上宗隆選手の存在についても心境を吐露。一方、鳥谷さんは飛ばされたヤジにまつわる仰天エピソードをはじめ、自身のスランプとの向き合い方などをアドバイス。さらには、来シーズンの指揮をとる岡田彰布新監督についても言及し、佐藤選手に期待している役割も明かす。
収録を終えた佐藤選手は、「今日はすごく緊張しましたけど、ずっと出続けていた選手からこんな話を聞ける機会は少ないので、とても楽しかったです」とコメント。そして、「岡田監督にサードに固定してもらえるということは、逆に言えばそこがダメだったら逃げ道がないということでもあり、『しっかりやっていかないといけない』と鳥谷さんに言ってもらって、より思いました」と話した。
鳥谷さんは、「年齢が18歳違うので。生きている時代が違いますから(笑)。でも、佐藤選手と共感したのは、阪神にいるからこそ味わえる、マスコミとかヤジを扱う大変さです。自分はロッテに行って、逆に注目されない寂しさも経験したので」と語り、「そういう意味では今注目されてヤジを飛ばされるのも、それだけみんなが自分のことを認識しているということだと思います」とエールを贈った。
また同番組では、今年ルーキーながら年間女性騎手最多勝利記録を更新した19歳の新星・今村聖奈騎手と、超難関の調教師試験に合格し、来年騎手を引退することを発表したレジェンド・福永祐一騎手の対談も予定されている。この模様は、12月26日・深夜0時45分に放送される(関西ローカル)。
(Lmaga.jp)