「鉄道忘れ物」を販売する掘り出し市が大阪・難波でスタート SDGsの貢献にも

鉄道の忘れ物を販売する『鉄道忘れ物掘り出し市』(運営:ラ・ボーテ)が、12月23日から商業施設「なんばマルイ」(大阪市中央区)でスタートした。

同店は、主に関東の鉄道会社から、保管期間を過ぎた忘れ物や落とし物を競売で買い取り、修理や消毒、クリーニングの後に全国のポップアップショップで販売している。

ショップには、衣料品、ぬいぐるみ、眼鏡、文房具、時計などさまざま。なかでも取り扱い商品の半分以上を占めるという傘は、50円のシンプルな物から2000円程の有名ブランド品まで多数。さらに近年ではワイヤレスイヤホンが増えており、ケースのみや片耳だけも売れるという。

関西エリア責任者の今野孝幸さんは、「商品の種類と価格にくわえ、クリーニングに力を入れています。作業は大変ですが、同業他社さんに比べて傘のクオリティは高いかなと思います」と話すように、丁寧に錆取りされた雨傘・日傘が充実している。

鉄道の忘れ物や落とし物は、コロナ禍の外出自粛に伴い以前より減ったものの、多すぎて倉庫が間に合わず、保管期間はどんどん短くなってきているそうだ。

「なんばマルイ」イベント担当の宮本さんは、「SDGs(持続可能な開発目標)がもっと身近になるよう、こういったイベントを強化している。利用した後に『役立つことをしたんだ』と気が付くくらい、当たり前になっていけば」と期待を込める。

来店した50代の男性客は「鉄道の忘れ物っていうのが面白いですね」と、物珍しそうに物色していた。ショップの期間は12月29日まで、商品は随時入荷されるので、思わぬ掘り出し物に出会えるかも。出店場所は「なんばマルイ」2階、営業時間は朝11時~夜8時。

(Lmaga.jp)

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