森且行、カラオケの十八番はSMAPの『笑顔のゲンキ』

オートレーサー・森且行の挑戦を描いたドキュメンタリー『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』が、『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』内で上映される。京都会場の「アップリンク京都」(京都市中京区)で5月13日におこなわれた舞台挨拶では、森且行選手と穂坂友紀監督が登壇した。

アイドルグループ・SMAPのメンバーとして活躍した森は、1997年にオートレーサーへと転身。2020年に日本選手権で初優勝を果たしたものの、2021年1月に落車事故で重傷を負ってしまう。

森がリハビリを重ね再びレースの世界へと戻ろうと奮起する姿を描いている同作。公開後の4月6日におこなわれた2年3カ月ぶりの復帰戦では森が1着を飾ったこともあり、今回の舞台挨拶には注目が集まっていた。

穂坂監督は続編に向けて現在も取材を続けており、なんと週に3日のペースで森と顔を合わせているという。プライベートではカラオケにも行く仲だといい、森の十八番曲がSMAPの名曲『笑顔のゲンキ』で、振り付けやパートも意識しながら歌っていると明かすと、会場からは「歌ってー!」とファンからの歓声が上がった。

司会から「続編の舞台挨拶で少し披露していただけると・・・」と期待を寄せられると森は、「いやいや、もう踊れないですよ(笑)」と照れた様子を見せていた。

また、舞台挨拶ではファンからの質問に森みずから答える時間も。「(森が)人にやさしく強くいられる理由を聞きたいです」という質問には、「痛みも、辛いときも、楽しいこともすべてを経験してきたから人にも優しくできるのかなと思うんですけど・・・どうなんですかね?」と回答。終演後には観客の「お見送り」もおこない、ファン一人ひとりに対し丁寧に対応していた。

取材・文・写真/つちだ四郎

(Lmaga.jp)

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