吉本新喜劇・島田珠代の芸歴３５周年記念公演が、「なんばグランド花月」（大阪市中央区）で５月１６日に開幕。初回公演では、珠代のお馴染みギャグはもちろん、共演者の辻本茂雄、藤井隆との掛け合いを見せつけ、会場は大盛り上がりとなった。

公演前、演目『珠代の運命の恋はしゃぼん玉』とアナウンスされるだけで笑いが起きていた会場。彼氏が欲しいと恋に飢えた珠代が、藤井・辻本と恋を育むストーリーとなっている。

拍手に迎えられ登場した珠代は、初っぱなからエンジン全開。お馴染みギャグ「パンティーテックス」をはじめ、壁に全力で体当たりする「壁ドン」も披露し、客席の子どもたちも大笑い。あまりの飛ばしっぷりに声を詰まらせる場面もあり、座員の清水けんじに「（公演時間）４５分あるから考えろよ！ 喉ちぎれるぞ！」とツッコまれる一幕もあった。

共演者の藤井も圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。珠代とコンテンポラリーダンスのような奇妙な掛け合い、そして劇中には持ちギャグ「フォー！」も披露。その後に登場した辻本は、さすがのアドリブ力で会場を大きく沸かせた。

珠代は公演後の会見で、「２日前から極度の緊張で、初日がすごく怖くて。緊張が膨らんで抜け道がないみたいな感じになって･･･。でも、昨日のお稽古のときに辻本さんと藤井くんは私の心の支えで。大船に乗っていいんだって」と語り、辻本は「珠代のパワーはやっぱりすごい。藤井の力も合わさって新しいミュージカルを見てる気持ちになった」と笑顔を見せた。

珠代の芸歴３５周年記念公演は５月１６日から２２日まで、「なんばグランド花月」にて開催。１階席４８００円ほか、時間は日程によって異なるため、詳しくは公式サイトにて。同公演は６月１７日、ＭＢＳにて放送予定。

(Lmaga.jp)