沖縄を代表する織物「芭蕉布」、人間国宝・平良敏子さんの作品展が京都で
沖縄を代表とする織物「芭蕉布(ばしょうふ)」の復興と発展に力を注いだ人間国宝・平良敏子さん。彼女の作品展『芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事』が9月9日より、「美術館『えき』KYOTO」(京都市下京区)で開催される。
1921年に沖縄県・大宜味村喜如嘉(おおぎみそんきじょか)で生まれた平良さん。第2次世界大戦後に消滅しかけた「芭蕉布」を復興させようと、故郷の地に畑や工房を作るなどして伝統文化の継承に尽力した。
1974年には「芭蕉布」が国の重要無形文化財に指定され、2000年に彼女も重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。後継者の育成などにも携わった平良さんは2022年に101歳で逝去された。
「芭蕉布」は亜熱帯を中心に分布する植物「糸芭蕉」の葉柄からとれる繊維を材料とした織物。3年ほどかけて「糸芭蕉」を育てることから始まるため、ひとつの布を織り上げるのに膨大な時間を要するという。
期間中は、芭蕉布の着物や帯、裂地、資料など約70点を展示。糸が織りなす透けるような風合いや沖縄独特の色彩などを間近で見ることができる。
期間は9月9日~10月29日。時間は朝10時~夜7時30分(最終入館は夜7時)。チケットは一般800円ほか。期間中は平良さんの後継者らによるトークイベントなども実施され、詳細は公式サイトにて。
(Lmaga.jp)
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