Perfumeの煌めく衣装が間近で…神戸で初の「大規模衣装展」開幕 ライブさながらの演出も

3人組テクノポップユニット・Perfumeの大規模衣装展『Perfume COSTUME MUSEUM』が9月9日、「兵庫県立美術館」(神戸市中央区)で開幕。実際にメンバーがライブなどで着用した衣装約170着がお披露目される、貴重な機会となっている。

■ ライブさながらの演出も…ファン垂涎の内容会場には、ファンなら必ず見覚えある衣装がずらりと、それも手の届きそうな距離に並ぶ。これはメンバー3人の「近くで細かいところまで見てほしい」という思いから実現したという。トルソーの横には、ミュージックビデオやライブ映像が放映され、実際の着用イメージが想像できるように工夫されている。

さらに誰の衣装かがわかるよう「A」「N」「K」とメンバーの名前の頭文字のアルファベットも掲示。誰のどの衣装のどの部分が、どんな風に工夫されたか、解説文と一緒に展示されており、Perfumeファンはもちろん、多くのプロによる仕事と衣装という「アート作品」が間近に見れる「ファッション展」としても見応えありの内容となっている。

展示序盤は、メジャーデビューした楽曲『リニアモーターガール』(2005年)から順に時系列で衣装を展示。今やおなじみとなった「あ~ちゃん:膝丈Aライン」「かしゆか:ミニ丈」「のっち:パンツスタイル」といった、3人の基本スタイル構築の原点を知れるなど、ここまでいかにしてPerfumeの衣装が変化してきたかが包括的に理解できる。

テクノロジーを融合したステージパフォーマンスは、今やPerfumeの代名詞。その先駆けとなった『Spring of Life』のミュージックビデオで起用した「光る衣装」をはじめ、プロジェクションマッピングによりデザインが5形態に変化する『カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル』で着用した衣装も。ライブでは遠くから眺めるほかないが、同展では目の前で見ることができる。

■ 初公開、貴重なデザイン画や型紙は必見最終章では、ステージで着用された衣装を特集。ミュージックビデオ用と比較してキラキラ光るスパンコールや蛍光色が取り入れられた一層華やかなものが集結する。なお、同スペースにはメンバーがセレクトした特にお気に入りの衣装もスタンバイ。選定理由や本人からのコメントも展示してあるのでチェックしたい。

なお、いずれにも属さないセクションとして同展初公開となるのは、衣装のデザイン画や型紙。スタイリストとの細やかなやりとりや製作チームへの指示のメモなどが残されており、衣装製作に携わるデザインチームやミリ単位で型紙調整する縫製のプロたちの熱量がひしひしと伝わってくる。

同展のために製作されたオリジナルグッズも複数揃い、コスチュームのデザインをあしらった「エコバッグ」(1800円)や「ポーチ」(1800円)などが販売される。

『Perfume COSTUME MUSEUM』は、9月9日から11月26日までの開催。開館時間は朝10時から夕方6時まで(最終入場は5時30分)。チケットは、一般当日券1800円ほか。

取材・文・写真/宮口佑香

(Lmaga.jp)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

関西最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス