ヒロイン父を演じる柳葉敏郎「関西弁が邪魔で」【ブギウギ】

10月2日スタートの連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)で、ヒロインの父・花田梅吉役を演じる柳葉敏郎。9月8日におこなわれたリモート会見で、撮影中の様子を話した。

まず最初に、「(朝ドラに)30数年ぶりに出演させていただいて、これでまた少し仕事が増えるかな、って本当に喜びました」と会場を笑わせた柳葉。

撮影の話になると、「とにかくキツかった。でもそのキツさがあるからこそ、みなさんに楽しんでいただけると思う」と充実ぶりをうかがわせた。

舞台が大阪ということもあり、自身が演じる役柄について「大阪弁が、まぁ邪魔で。それだけで自分のなかで大きな葛藤があった」と、秋田県出身ながら大阪人を演じる難しさを語った柳葉。

しかし、一緒に会見に参加したヒロイン役の趣里や、その少女時代を演じる澤井梨丘が作品について思いを語ると、「日本一やで!」と、自身が演じる梅吉の口調で相槌を打つ場面も。

ヒロイン役の2人に柳葉は、「2人とも本当に元気。撮影は本当にハードなスケジュールなのに、演技にも控室にもそんな素振りは出てない。頑張りに目頭が熱くなってくる。この子たちのためなら何でもやってやろう、という思い」とエール。

そんなお父ちゃんに趣里が、「お父ちゃんにすごく支えられている。撮影で会えるとホッとして、それが家族なのかな、と思う」とコメントするなど、作中さながらの温かさにあふれた会見となった。

『ブギウギ』は、戦後を代表する歌手・笠置シヅ子さんをモデルに、大阪の小さな銭湯で生まれ育ったヒロイン・鈴子が、人気作曲家との出会いをきっかけに大人気スターに駆け上がっていく物語。脚本は映画『百円の恋』などの足立紳氏が担当する。

取材・文/上地智

(Lmaga.jp)

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