梅田のダンジョンで一気にタイ気分、昼夜楽しめる「ガパオライス」専門店
タイの人気グルメ「ガパオライス」の専門店「バイガパオ」が10月10日、大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」(大阪市北区)にオープン。タイ人シェフプロデュースによって開発したという本格的なメニューで、地下街にいながらタイ気分を味わえる。
同地下街のノースモールで、昼11時から夜9時まで気軽に使えるカウンター店。メニューは、基本のチキン「鶏肉ガパオ」(930円)、肉感溢れる豚ミンチ「豚肉ガパオ」(930円)、大ぶりのエビなど具の存在感がうれしい「シーフードガパオ」(1250円)という全3種のラインアップだ(すべてスープ付き)。
基本の味と言える「鶏肉ガパオ」は、ニンニク、唐辛子を炒め、粒立つ鶏もも肉ミンチをたっぷり使用する。注文が通る都度、フライパンで素早く調理されるライブ感も見ものだ。ナンプラーやオイスターソースなどで味付けされたのち、タイから仕入れるフレッシュなガパオをふんだんに入れる。
ガパオとはホーリーバジルのことで、日本でよく用いられるスイートバジルに比べ、よりスパイシーで香りもしっかりとしているのが特色。そのガパオに火が入り過ぎて香りが飛んでしまわないよう、手早く合わせる。
最後にレタスやパプリカなど生野菜とライスをのせた皿に盛り付けられ完成。甘辛くライスにもぴったりの味なれど、あとからじんわりと辛さが追いかけてくる、タイの屋台や家庭の味に浸れる味わい。辛さ追加は高校、大学、修士、博士レベルの1~4段階(+100~150円)あるが、ノーマルでもじんわり辛いレベルだ。
ライスは日本人の口に合うようにと、日本米とジャスミン米を独自に配合。浸水させずに炊くことで、ガパオライスに合ったパラリとした仕上がりになっている。日本米のもっちり感とタイのジャスミン米の風味がほどよくミックスされており、具の旨味とガパオの爽やかな風味がマッチ。ライスのうえの半熟目玉焼きを崩して和えながら食べれば、辛さもマイルドになりながら旨みが増す。
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リフレッシュドリンク付きのランチセット(1250円~)や、ライスがハーフサイズでビール付きのディナーセット(1250円~/スープなし)など、お得で使えるセットメニューも何かとうれしい。梅田界隈で地下に潜れば、爽やかなタイの味にどっぷり浸れるとは、「さっとメシ」から「がっつりランチ」、気分を切り替えたいときにこそ、試していただきたい味だ。
取材・文・写真/曽束政昭
(Lmaga.jp)